さむ・・・

秋過ぎて 風が身を切る 雪夜かな
毎回かいてて思うのですが、本当に意味が分からん;
今日は本当に寒い。昨日今年最大級の寒気が流れ込んだそうですが、実際のところ今日も十分寒いです。土地柄か、雪は降ってませんけどね。
さて、もうそろそろ世間では冬休みですね(少年少女限定)。大学以上の方々はそんなこともないでしょうけど。まあとりあえず僕の学校はそうも行かず、冬休みも九日しかないという状態なんですけどね。まあ宿題はこれでもかとばかりに出てるんですけどね。
さて今日は+αの方を進めていきましょう。さて、名前もまだ出ていないヴィクトリアの王様ですが、一体何してるんでしょうね。
 +α
カイ達はひたすら走っていた。後ろからはまあ当たれば即死と思しきものがびゅんびゅん飛んでくる。とりあえずりんが押えてはいるおかげでカイ達には当たらないのだが。
「すみません、私がいるばかりに走りにくくなってしまって。」
「無論だ、セーラ殿。カイの命とあらば果たすのみだ。」
セーラはとりあえずセレナに背負われていた。服装的にも走れないためである。まあそれでもセレナの女性らしからぬ力でなんら問題なく走っているのだった。
「・・・こっちだ!この階段の奥!」
カイはというと、ある階段の前で立ち止まった。しかしそれはカイのみの意思であって、後ろのレナ達が気づくわけもなく。
「わわわ!カイ、いきなり止まらないで!」
「!ちょ、ちょっと端間!」
まあ端間といってもできるわけもなく、一行はそのままドミノ倒しのごとく階段を転がっていった。
「は!しまった、あそこは王が!」
「まずいぞ!早く追え〜!!」

そして落っこちたカイ達はまあドンガラガッシャン〜!と大きな音を立ててなんだか変な匂いのする部屋に落ちた。
「な、何者だ!」
しかも悪いことに、落ちた部屋はそこらじゅう兵士でいっぱいである。
「連絡があった奴らだ!早くひっとらえろ!」
とりあえず落っこちた体制から立ち直ったカイ達は少し困っていた。
「セーラ、どうする?」
「え・・・?」
「このままいくと兵士に捕まってしまうということだな。なぎ倒すこともできなくはないが・・・」
「・・・止むをえません。お手柔らかに・・・。」
「だってさ。先生、ちょっと手伝ってくれ。」
「はいはい・・・とりあえず強行突破しますから、星恵さんは準備してください。カイ君、いきますよ!」
「おっしゃあ!いくぜ!」
シギとカイはそのまま兵士の集団に飛び込んでいった。兵士は世にも簡単に吹き飛ばされていく。なんというか本当に訓練をしているのか?といわんばかりだ。そのまま兵士達は部屋の両端に吹き飛ばされて動かなくなった。
「ふぅ・・・ちゃんと訓練してるのか?こいつら。」
「まあ簡単に突破できるに越したことはありません。星恵さん、大丈夫ですか?」
シギは星恵のほうを見た。もちろん例え流れ弾が飛んでこようが効くはずもなく、何事もなかったかのように立っていた。
「問題ありませんわ。・・・レナさん達も問題ありませんね。」
「ええ。セーラさん、大丈夫?」
「は、はあ・・・なんだか圧倒されちゃって・・・。お強いのですね。」
「う〜ん、まあそんじょそこらの奴よりは強いかな。さて、奥に行くか。皆、たぶん、というか絶対何かあるから、きっちり準備しとけよ。」
「準備とな?どうやって準備など。」
「心のだよ、心の。」
そう言ってカイ達は奥に歩を進めていった。