頭いたい・・・

音響く うるさいうるさい やめてくれ
はい、なんというか、僕は人ごみというのが大嫌いなのですが、その理由としては、ぎゅうぎゅうづめであるというのもありますけど、一番いやなのは、あの他人と話すこともできないほどのうるささ。あれは勘弁してほしい。特に、なぜか僕はあまり耳が良くないので、うるさいと何も聞こえなくなるんです。だから、僕がうんうんと頷いても、相手が言ったことを予測して頷いている可能性が高いのです。
さて、今日は何があったかというと、学校が忙しゅうて困ってしまいます。そういえば、家の学校はSSHスーパーサイエンスハイスクール)というものに指定されていて、一部の生徒がこれに参加していますが(僕は既に部活に入ってて時間的に無理でした)なんていうか今日も半分こうけつ(漢字が出ない;)になってました。テストとかどうするんでしょうね・・・
さて、今日の+αも、続きを。さて、一行は港に着きますが、どうするんでしょうね。
 +α
一行はそのまま何の問題も無く、ヴィクトリア港に入港する。そこはクレアやアクアヴェイルとは全く違った、独特の雰囲気の場所だった。周囲にはまさにハイテクを形にしたような、それこそ車は浮いているし、人々はへんてこりんな機械を身につけている。
「はぁ〜、やっと着いたぜ。」
「じゃあ皆さん、ちょっとこれを付けてください。」
りんはそう言って、全員に指輪を渡した。
「なんだこれ?」
「もしかして、MAチップ?」
「なんだよ、それ?」
「・・・カイ君、授業でやったでしょう?正確にはマイクロアーマー収納チップ。ヴィクトリアで実用化が進んでいる肉体補助システムよ。どうして肉体補助が必要かは覚えてる?」
「えっと・・・確か、科学があまりに進歩して、人々があんまり体を動かさなくなって、能力低下が否めなくなったから・・・だったかな?」
「ご名答。で、私たちもいい機会だから付けてみようってわけ。でも、あくまで魔法を使った戦闘になれた私たちの身体能力のサポートという意味合いのものだから、戦闘で効力を発揮するわよ。ねえりん。」
「はい。我らりんりんグループがちょっとした暇に作ったものです。性能は私が保証しますよ。」
と、このような長い会話の後、一行は予定通り二手に分かれた。
「で、グロウさん、俺達って一体何するんだ?」
「ん?ああ、実はな、俺は家でミッションレシーバーをやってるんだ。」
「ミッションレシーバー?」
「いわゆる探偵みたいなものですね。」
「まあ少し違うのは、事件だけを受けるんじゃないってことさ。で、今ちょっと困ったミッションがあってね。あんた達の力を見込んでのことさ。もちろん成功した場合は報酬もある。まあ・・・五万マイトってところかな?」
「ご、五万・・・」
「条件的に悪くはないですね。まあミッションしだいでしょうけど。」
「それがなぁ、いままで散々色々な人に頼んできたんだが、どうも成功しなくてね。」
「で、一体なんだ?そのミッションってのは。」
「ああ・・・さらわれた人の、救出さ。」
なぜギルドが動かないのだろう、とレナは思った。