やっと休み・・・

暁に 消える夕日は 興なりけり
はい、何でこんなもの書いたんだろう・・・?はっきり言って当たり前のものですねぇ。僕は俳句というものを専門に勉強したりは全くしていないので、分からないのですが。
さて、今日は部活に行きたかったのですが、自習してて気がついたら四時で、いけませんでした;それほどの量の宿題が出てるわけで・・・頭遠くなるっての・・・まあ頑張ります。
で、なぜか明日僕の誕生日です。何があるかといえば、ケーキが食べれるくらいです。ああ、一万円くらいくれないかなぁ・・・
さて、今日の+αもストーリーなのですが、最近時間がありません。適当になってるような・・・
 +α
少年はその場に立ち尽くしていた。周りには血が。血の海地獄というのはこういうものだろうというくらい、血が。そして人も。かつての賑やかな面影は全く無く、ただあるのは血、そして転がる死体だけであった。
「僕は一体・・・」
そのとき手に持っている鎌が目に入る。そして自分の服にも血が大量についているのが伺えた。
少年はそのまま歩き出す。すると、目の前に人がいるのが見えた。
「おい、生存者がいたぞ!」
「・・・ちょっと待て、あいつ様子が・・・」
少年は凄まじい憎しみを持った目で二人の人を睨みつけた。
「来ないで・・・」
少年が鎌を振り上げた。その目の明らかな殺意に二人は一瞬硬直してしまう。
「僕の縄張りだ・・・来るなぁ!」

また少年は立ち尽くす。血が増えた。少年はその血を救い上げる。
(皆死ねばいい・・・皆・・・)

「エクステンデット?」
聞き覚えのない言葉にカイが同じ言葉を反復して答える。
「カイ様、何も知らないんですね〜」
「うるさい・・・」
「いいえエーディンちゃん、私も知らないわ。どういうものか教えてもらえるかしら?」
ああ、とグロウは頷く。
「エクステンデットってのは、遺伝子をいじくられて、強化された強化人間のこと。俺はあまりいい感じしないから詳しくは調べてないんだが、ここから三百六十キロ離れた・・・ここ。このケレウス人体研究所。ここでそのエクステンデットの研究をしていたんだが、先日そのうちの一人が暴走したらしい。んで、ここは壊滅。捜索に行ったやつも全滅。かろうじて一人が、やったのが一人の少年であることを伝えて息絶えたそうだ。」
「で、その捜索ってわけ。ギルドは動かないの?」
まあ頼めば動くだろうが、とグロウは腕を組む。
「エクステンデットに関しては、他国には極秘でやってる研究だからな。ギルドは国関係なく存在するだろ?だからこういう内密な情報はできるだけ漏らさないようにしたいんだよ。あんた達が解決してくれれば、漏出は十人にも満たない。そうだろ?」
「俺達が他人にばらしたら?」
「大丈夫だって。ギルドにまわるよりは。」
まあいいか、とカイは頷く。他のレナやシャルも、いいんじゃないか、と地図を見ながら言う。そこに、星恵とりんが帰ってきた。
「おじゃましま〜す。」
「おじゃまします・・・」
カイはとりあえず二人に事情説明。
「・・・う〜ん、その依頼ちょっとたんま。カイ君、これ見て。」
そう言って星恵は懐から何かの図面を出した。あの城の下にあった大きな地図の縮小版のようだ。そこにある点が。
「・・・うそ、ここって同じ場所じゃない!」
「ええ、今レイ君は、この地図を信じるなら、ケレウス研究所にいるということになるわ。おそらく捜索だけとはいかないでしょうね。」
まじかよ!とカイは突然立ち上がった。
「おいおい、もしかしたらそれって、レイがここでもう殺されて血の池にぷか〜っと浮かんでるってことかよ!ああ、俺の兄さんが・・・」
その可能性もありますが、とりんは図面を見る。
「この印はその人の生体反応でもあります。ここに表示されているということは、生きているということですね。」
「じゃあ殺される前に早く行かないと!」
単純ね、とレナはため息をつく。
「まあどちらにせよ、直行する他無いんじゃないか?確かにカイの言うとおりかもしれないしな。」
そうですね、とシギも立ち上がった。
「グロウさん、その依頼、お受けします。こちらの事情で今すぐ出ようと思うのですが、交通手段とかは?」
「ああ、ワープエクスプレスでここまでは一瞬だ。ここから五キロ・・・歩きだな。」
じゃあいくぞ、お〜と、カイがトップで走り出ていく。他の六人もついていった。
で、そのままシギがもらった地図に従って、ワープエクスプレスの駅にやってきた。
「ワープ急行って・・・この部屋が電車みたいに駅から駅へワープしていくのか。凄いものがあるんだなぁ。」
とまあ感心している時間もないと、一行は半券を買い、部屋に入った。数分後。
「これより発車致します。乗客の皆様は押さない駆けない心中しないを十分に注意した上で、その場で待機してください。」
そのあと、ピ〜っと鳴ったかと思うと、部屋の周りの景色がなんだかわけのわからない景色に変わる。
(さあ待ってろレイ兄・・・絶対助け出してやるからな・・・)
そのままカイ達を乗せた部屋はワープしていったのだった。

―その頃とうのケレウス研究所―
「ふう、やっと着いた。ったく遠いねぇ。」
そんな独り言を漏らして血の海の少し手前に立つ男が一人。青い髪に男はそのまま血の池に向かって飛んで行くのだった。