なぜこんなに眠いのか。

りんりんと 光る極みに 行きすさぶ
・・・どういう意味でしょう?毎回とっさに思いついたことを書いてるもんですから、時々こういうわけの分からないものが浮かぶときもあるのです。大体、「行きすさぶ」ってどういう意味だっけ・・・?まあいいか。今日はなんだか電車が朝から人身事故で止まってました。よく止まるなぁと思うところで、人身事故って、何らかの形で人がこう、ポ〜ンと被害にあったときの事故を言うものですよね。よくぞまあ朝っぱらから事故るもので。家の英語教師が切れてました。「あと十分あれば余裕で最後までいけたのに」って。まあ生徒としては最後に暴走するのはやめてほしいけど。
さて、今日のストーリー、船の中でのちょっとした出来事を描きます。いや、描くとは言わんなぁ・・・まあいいか。海といえば・・・?
 +α
船は海を悠々と行く。いかにワープを使っても、到着するのに一日かかるそうだ。ちなみにワープなしなら一ヶ月かかるそうで、ワープ技術の凄さを改めて実感できる。ちなみにワープとは、人間を機械で分子変換して時空の流れ、タイムネットに乗せて飛ばす、というもので、時々変なところに飛ばされるところもあるが、大概は成功するそうだ。で、その看板にカイ、レナ、セレナ、シャルの四人と、エーディンがいた。
「・・・魚、釣れねえかなぁ・・・」
「こんな速く動いてるのに、釣れるほうがおかしいわよね。」
「そう言いつつ、全員で釣りをしているこの状況はどういうことなのだろう?」
「まあ、気長に待てば、一匹くらい釣れるって。」
「大丈夫ですよ、釣れますって!」
そう、カイとセレナが猛スピード走ってきて、もうばてばてで、その状態で何かできないかと思ったとき、この釣りが浮かんだのだった。それでこの四人が釣りしにきたのだが、始めて十五分、いっこうに何も釣れず。餌を持っていかれるだけである。と、その時。
「ん?これは・・・」
その時、セレナの釣竿がぴくぴくと動き始めた。
「お!セレナにきた!よしセレナ、頑張って引き上げるんだ!」
セレナは言われずとも、とばかりにリールを巻く。シャルのアドバイスのもと、魚を引っ張るが、これがなかなかしぶとい。
「ぬおおおお!なぜだ、あんな小さなお魚に、これほどの力が!?」
セレナがおされ気味だ。ここで誰かが、流石にこれは強すぎると思えばよかったのだが。これだけの速さについていける魚はそれ相応のものだということに気づけばよかったのだが。
「これで終わりだ、たぁりゃあああ!」
セレナが全ての力を持って釣竿を引いた。すると・・・なんだか大きい魚?が釣れた。いや、魚にしては、足がある。手もある。何だこいつは。
「こいつは・・・フィッシャービーストじゃないか!」
「パチリだな。」
「知るか!というか、海の中でもかなりの知性を持ってる魚獣で、陸上でも活動できるやつだ!しかも群れで行動する。こいつは・・・」
その時船が大きく揺れた。海を見ると、所々に黒く大きな影が見えた。
「きゃあ!カイ様〜」
「と、とにかくこいつを落とす!てえい!」
カイのパンチでフィッシャービーストは海へ弾き飛ばされる。と、そこに船内の人が看板に上がってきた。
「カイ君、一体何が!?」
「それが、変な魚が急に襲ってきて。」
「・・・フィッシャービーストね。これは厄介なものにつかまったわね・・・」
シギがう〜んと考え込んでいるところに、船長がやってきた。
「皆様、落ち着いてください!この中に冒険者ギルドに所属する人はございませんか?いらっしゃいましたら、すぐに私のところに来てください!」
「ギルド・・・ああ、父さんがいたらなぁ。」
カイと、レナが顔を見合わせる。そこに。
「じゃあ私たちが協力しましょうか。やむをえませんね。」
そう言って前に出た四人。シギ、星恵、りん、シャルだ。
「あ、いらっしゃいましたか!」
「あの、その件についてちょっと・・・」
星恵が船長に耳打ちをする。
(私たちの正体は、絶対に言わないでくださいね。色々とややこしくなりますから。)
そう言って、懐から何かの手帳を見せた。するとすぐに、船長の顔が引きつる。
「では・・・少し暴れますか。」
りんがそう言って海の前に立ったかと思うと、海のそこにいたフィッシャービーストが空高く打ち上げられた。
「カイ君たちも手伝って頂戴。一気に蹴散らすわよ!」
「おお!行くぜ!」
さあ・・・バトル開始!