休み満喫中w

この休み 遊びすぎたら あら破滅
はい、まんまで申し訳ございません。宿題のせいで満喫できてるかどうか怪しいw昨日はスパイキッズ3見てて時間がなくなったし;もとはあれ、「3」じゃなくて、「3D」なんですねぇ。普通は飛び出して見えるところもテレビでは少し微妙です。更に3Dに懲りすぎていて、ストーリーはやや微妙、というところでしょうか。まあ僕はそれなりに楽しんでましたけど。
で、↓の+α、今日はストーリーの続きを。忘れちまった、という人のために、前回どんなところで終わったか書いておきますと、・・・まあ主人公のカイ君が今にも本の呪文を唱えようとしているところですね。
 +α
本が光を帯び始める。同時にカイが呪文を唱えた。
「シャオン!」
途端にセレナの剣の柄が光り始めたかと思うと、それは一瞬にして見事なばかりの剣に変わった。
「うおっ!な、なななな、なんだこれは!?」
腰の柄がいきなり剣になったので、セレナは思いっきりびっくりする。
「・・・どうやらその本、セレナの剣に関係してるみたいね。」
そうだな、とカイは頷く。
「この本は母さんの残した物の中にあった変な物品その一だからなぁ。」
「お母様の?王様のお母さんって、この王宮の元王女様とか?」
いんや、とリオは首を横に振る。
「俺は庶民出身でな。昔マカンドって村・・・今は再建して町になってるがな。そこで普通に生活してたんだ。」
「リオさんって庶民だったんだ。政治とかも庶民的だもんね。」
レナはうんうんと頷く。
「でもミカエルおばさんってどうなったのかしら?もうかれこれ十五・六年になるけど、全く見つからないし・・・」
マカンドの村とは、今のガリオル付近にあった村で、先の赤緑の法乱の少し前、民をさらわれたのを、リオたちが助け出したのだが、なぜかリオの母親・・・ミカエルだけがいなかったのである。それ以来リオはずっと探しているのだが、見つからないのだ。そこで、とりあえず王宮に引き上げるとき、母親の持ち物の中に、いくつか「変な物品」があったのだ。セレナの本もその一つである。
「・・・まあその本のほうは解決したな。今度は・・・」
「レイのことだよな。どうすれば・・・」
「既に手は打ってある。ちょっと来てくれ。」
「ちょ、カイ、これは何とかならんのか?」
そうだ。セレナの剣はまだ元に戻ってない。
「・・・まあいつか元に戻るんじゃないか?まあしばらくそのままにしとけよ。」
セレナは了解だ、と頷いた。
リオは全員を連れて王宮の地下にやってきた。
「・・・うわあすごい、王宮の地下がこんな風になってるなんて。」
初めて見るレナやセレナは驚きを隠せない様子だ。
「リオさん、待ってましたよ。こっちです。」
そこにりんがいた。他にも数人機械をいじっている人がいる。
「実はな、お前らが付けているペンダント・・・そいつに発信機がついてるんだ。」
「こんなこともあろうかと、ってやつね。あれは確か真堂家が独自に開発したやつでしたよね。」
シギ先生は独り言のように口走った。
「こいつに発信機がついてるのか・・・」
カイが自分のペンダントを見る。クレア国の王族であることを示すペンダントだ。
「りんちゃん、モニターしてくれ。今のレイの位置は・・・ここ。全くえらいところにいるよな・・・」
光の一点が、クレアとはかけ離れたところにある。
「ここ、ヴィクトリアじゃないの!」
「そうです。クレア国がさんざん攻撃された国ですね。」
りんがさり気に言った。今までこのヴィクトリアに、幾度も攻撃されているのだ。人種上の問題か、ヴィクトリアにはほとんど魔法を使える人間がいない。そのため、クレア国は魔法大国とあって、結構恨みをかっているというわけだ。
「俺が考えるところでは、ここで大規模に国で動いても仕方がない。そこで、少数でレイの動向を探る作戦を取ろうと思う。」
「へえ・・・で、その少数とは?」
どうやらマナは何も聞かされていなかったらしい。
「カイとレナは決定済みだ。お前達はたぶん言われずとも助けに行くだろうからな。いわれずとも分かる。」
「うん、確かに。」
「で、護衛に・・・シギちゃんと星恵ちゃんとシャル、それにりんちゃんをつける。この六人で行ってほしい。」
「まあ妥当な線ですね。」
星恵はうんうん、と頷く。
「ルシファーも入れたかったんだが、なんだか離れられないんだって。星恵ちゃんは何か聞いてないか?」
「いえ・・・まあいいです。今日聞いておきますわ。出発は・・・」
「明後日だ。明日は皆準備に取り掛かってくれ。そんなところだ。皆戻ってくれ。レイの動向はもうしばらく分析しておくから。」
解散後。
「・・・さあセレナ、準備するか。」
「時に、準備とは一体何の準備をするのだ?」
「・・・またここから教えなきゃならんのか・・・」
こいつは昔なにしてたんだ?とカイは疑問に思うのだった。