大戦編第一章 リゲル

さあ始まった。戦争じゃ。家のレーザーは海にいる相手なら効果ありだが、街中では使えないから不便。というわけで、電話して護衛マシーンを呼ぶ。リオさん達は生身で迎撃。シギたちが急ピッチでこちらへ向かっているそうだが・・・あ、そういえば昨日のお題「ディメンジョン・クロス」は天使の鎧の名前だからあしからず。
シギたちは運悪く艦隊につかまってしまう。しかもコクピットは三人乗っててぎゅうぎゅうづめ。ここで、りんはシギ、レースにウィングパックを持たせる。これのスイッチを入れると、とたんに飛行機が出て来るそうだ。これでレイラと先に戻れという。シギたちは流石に状況が状況だけに、「がんばって。」といって、コクピットから脱出。レイラに合流する。そこで、レイラから思いがけない言葉が。「ねえシギさんに・・・レースさん?ちょっとあなた達に見せたいものがあるのよ。ちょっと寄り道しない?リオ君には伝えとくから。」見せたいもの。流石に好奇心大盛な年齢。うんうん、と了承。そのままレイラに連れられ空へ。さて、残されたりんは。「またこの機体で戦うなんて・・・酷なものね・・・例えこれが力によるものだとしても・・・戦うというのなら!」リゲルの翼が大きく開き、艦隊の中に飛び込んでいく。ここから切って切って切って、切りまくる。背の八枚の翼はそれぞれ分裂し、ビームを発射するわ、右腕についている高出力ツイン・シールドバスター・ライフルは戦艦を貫くわ、もうめちゃくちゃ。とりあえず三分で敵は全滅。まさに圧倒的だ。
さて、シギたちは天界・サマストリアのドッグに来ていた。
「さて、あなた達に見せたいってのはこれ。」と、ライトスイッチオン。すると。デュエルアーマーだ。それもリゲルと同タイプのもの。「左がシェリオン、右がレグルス。これはもともとリオ君達二人に与えられるものだったんだけど、ちょっと無理だったから残ってるの。あなた達なら使えるかもと思ってね。あの二人用だから、りんちゃんのに比べれば操縦も楽だけど、どうする?」「・・・とりあえず操縦席に乗せてもらえますか?」シギの言葉。レースも同意見だった。りんの操縦を見ていたので、ある程度は分かるが。
乗ってみると、なんだか不思議な感じだ。すると、ここでシギの人格変化。裏が出てきた。「おお!これは私の得意分野だ!ようし、こいつは私が使うぞ、お〜い、レイラさん、大丈夫そうだ!」ちなみに表側の了承なし。レイラも聞いてはいたが、という顔をしている。さて、レースはちょっと操縦系を覚えるのに時間がかかったが、何とかいけそうだ。「じゃあ、ここからクレアに直接戻って。あそこは今リオ君達が二人だけで迎撃しているから。」シギたちは共に頷く。そこから、ウィーンと別の場所に移動、目の前に青空が開けている場所に出た。「それにしても・・・天界から来てこんなものに乗るなんてね。正直戦う理由なんてないけど・・・」レースはシギのほうを見る。「あの子も頑張ってる。あんなに弱かったのに・・・まあ負けられないから。」そう言った後、シギに回線をつなぐ。「シギ、今回ばかりはいい格好させないわよ!私のほうが多く敵を落とすんだから!」「なっ、宣戦布告か、立ったら私も黙っちゃいないよ〜!!絶対あのクソ軍隊を全滅させてやるんだから!」
そう言って、二人は飛び立つ。シェリオンとレグルスは、翼を広げクレアに向けて飛び立っていった。・・・しかし、あの二人、はしゃぎすぎて町壊したりしないだろうか?