大戦編第二章 

さてここからは僕の目でも見れるから僕の目でいくことに。それにしても。ヴィクトリアの軍は何でここクレアに襲ってきたかというと、法力を持つものはそれだけ迫害を受けているということだそうだ。ヴィクトリア人は魔法能力を持たないのだそうで、ここも予想以上に大変なんだそうで。んで、空は今現在・・・まあ星恵さんが起こしているバリアーでなんとかミサイルとかは防いでいるものの、危うい。なんせこの国、軍がないんですね。全部暗部たる各地に散らばるリオさんの友人なり、魔法学校の生徒が軍の代わりをしているわけで。それで、僕は王宮を走る。もはや僕とて避難してはいられない。忘れないでもらいたい、僕の家が世界有数の大富豪、真堂家であるということを。家に電話で連絡。「おい、セバスチャン聞こえるか?今すぐDAアルケミスの準備をしてこちらに飛ばせ。一時間以内だ。コードは「*******」だ。頼むぞ。・・・え?追加装甲なりあるけどどうするか?ああそこは臨機応変に頼む。シギも頑張ってるんだ。できるだけ急いでくれ。」さてここでセバスチャンって誰か。まあ家の執事だ。もちろん本名ではない。なんせこんなありがちな名前があってたまるか。さて、空に変化が。突然緑と赤のDAが現れる。「りおさん、聞こえますか?レースです!これより援護します!あとコクピット狙っちゃっていいんですか?」「あ、それはよせ。後々大変だから、できるだけ顔を頼む。顔だぞ?」「ああ、ちょっとややこしいわね、もう適当にするわよ、リオさん、こっちも初めてだから・・・あう!ああ〜もう素直にリオさんの言うこと聞けって!う〜仕方ないわね、頑張るわよ!トライアングル・エンジン機動・・・いくわよぉ!」・・・どうやら緑に乗ってるのがシギだな。赤はレースか。さて、あの二機(特に緑)、暴れすぎだ・・・確かにコクピットじゃないところを狙っているが、それでも、いくら核動力使ってるとはいえ、背のレールガン二丁、ビームライフル二丁、腰のツインバースト砲二丁、背の翼のビーム砲十本を全部わざわざ撃たなくても。全部で十六本のビームを撃ってる。バリアーにあたって星恵さんの顔が引きつってますけど・・・レースは若干ひかえめな戦い方をしているが、それでもなんだかなあ。すると・・・来た。あーめちゃくちゃでかいヘリが。なんだかビームとか食らってるけど大丈夫なのだろうか。とりあえずそこからはしごが下りてくる。僕はそれを上り、なかで、パイロットに礼を言うと、中のDAに乗り込む。そしてスイッチオン。コードが出た後、いろいろと表示される。エンジンはクロスソーラーシステム。ソーラーエネルギーに核エネルギーを加えたシステムである。更に追加装甲からの更なるソーラーバッテリー。装備は・・・大した物は・・・有線式ビーム砲はここでは使えないなぁ。もっと広くないと・・・おろ?なんだこれ・・・「エンジェルスクローター」・・・ダサい・・・まあいいか。というわけで出撃。さあ今日はここまで。