クレア大陸編第十九章

今日は準決勝。しかし朝、突然の地震。震度は四弱というところだ。ああ
不吉な予感。さて、今日はりんさんの応援に新たに参戦者が。
エルトシア、という名前の少年。前にりんさんが言っていた、
「魔界の住人」である。まあ外見上なんら僕達と変わりないが。
さあ応援も加わり、準決勝。相手は・・・天使じゃない。どうやら
われわれは幸運のくじを引いたようだ。しかも昨日の試合を見ていたのだろう。
りんさん相手に腰が引けている。これは勝ったな。
さあ試合も予想通り。十秒で決着・・・と思いきや流石にここまで
来ているやつらだ。流石に粘る。しかし、攻撃は頑張って防御しているが、
りんさんたちへの攻撃は一撃も当たってない。シギなんて手ではじいている。
仕舞いには全員がシギのパンチを食らって場外アウト。どうやら
この二人は大会始まって以来の、異例の強さのようだ。ちなみに聞いたところによると、
りんさんは去年の大会は準決勝で足の骨を折って決勝に出られなかったために
優勝を逃したらしい。まあそこまでは一人で全員なぎ倒していたらしいが。
さあてここでまた地震。すると・・・突然砂漠のところに
大きな塔が現れた。当然試合は中断。リオさんともどもが調査隊を
送る。しかし、中はなんと見たことのないモンスターの巣窟で、
暗部と呼ばれるリオさんの仲間ともどもが何とか押えている。
とりあえず、リオさんは緊急で避難命令を出す。僕達も避難するが、
リオさんからの命でりんさん及び天使たちは強制収集。押さえにかかる。
さあ今日はここまで。今シギが頑張っていて、久々に僕の道具も使えるときが
来たかも。家に電話して、人工衛星のエネルギーチャージシステムの調整を
行わせる。
・・・しかし一体何が起こっているのだろう?