クレア大陸編第十六章 

さあ今日は特訓はなしで、城でゆっくりする。
その中で今日を運命付ける一言が。マナさんの、「シギちゃんってお料理とか
できるの?」当然できるはずもない。そこでシギに料理を教えてあげよう、
ということになった。
講師はまた現れた、星恵さん。それにリオさんだ。マナさんは見てるだけ。
何でもマナさんが料理を作った場合、十中八九あの世行きだそうだ。
さて気になるお題は残暑であるこの時期のお昼にぴったりの一品、
冷やし中華」・・・もう遅いような気もするがまあいいか。
ここで包丁の使い方などをを教えられているシギ。しかし飲み込みは
早くても体が機能していない。あの裏人格にまで手伝わせる見事な不器用さだ。
調味料についても教えられている。塩、砂糖、みりんにお酢
さらにカラフルな調味料「ソディ」についても。
たれも作ってようやくできた冷やし中華。しかしリオさんが
あんなに料理ができるなんて知らなかった。なかなか感服もの。
さあ食事のほうは・・・まあおいしいと思った。ただ最初のほうにシギが切った
きゅうりとかがぶつ切りになっていたのと、調味料の赤いソディ(激辛)を
入れすぎていたのは残念だったが。食べ終わってみればもはや
火を噴く寸前と言ったところだ。
・・・ああ料理って重要だなぁ。僕も覚えていかなければ。