夏休み終了まで後五日

今日はりんさんが朝早くにやってきた。シギの精密検査
をするそうだ。なんだか診察室ですごいことをやっている。
しかも注射をうとうとして暴走しているのがよく分かる。
ただ、それがまたすごい力で抑え込まれているのが分かる。
だってすさまじい音がなっているからだ。それこそどたばたなど
全く及ばぬほどの音だ。
そしてなんだか顕微鏡を引っ張り出してきていろいろと動かしている。
そして最後。とどめにすさまじいばかりの轟音が鳴って終了。
シギは検査・・・だったのか?ばたんきゅー状態になっている。
りんさんはその後シギが起きてからつれてきて検査の報告。
シギのタイプは「HEAT」、火属性の発散型、ナノマシンのタイプは
「天使」型のβ型覚醒タイプで・・・なんて言っているが、さっぱり分からない。
そこの中に、こんな表記まであった。「腕力・78Kg」・・・78キロ!?
まじか、握られたら死ぬぞ・・・
そして最後に、シギのナノマシンには大幅に改造が加えられているらしく、
身体機能や、あと見たものをコピー、製造する能力などが加えられているようだ。
なぜかは不明だが、これは試作段階だとりんさんは言っている。
・・・しかし話が難しすぎて何言っているのか全く分からないシギと僕は、
ポカンとしながら聞いていたために、「聞いてますか?」と言われても
素直に聞いていましたと言えない状態。
これはリオさんに知らせておきますから、と言ってりんさんは去っていった。
・・・どうやらシギには専門用語が大量に絡んでいるらしい。
というかシギと同い年くらいの人間にあんなに言われてしまって
なんだか悲しくなってしまった。