シギの魔法能力育成第二章

今日は一体何をしているのかな。ちなみにシギには了承を得ている。
今日はシギは先日の熱呪文のテストを受けているようだ。
やはり実技。しかもこの魔法教室、生徒にも階級があって、
強い順に階級が決まっているそうな(男女差別なし)
階級は制服の装飾品(男子は蝶ネクタイ。女子はリボン)の色で決まっていて、
ピンク、青、緑、黄、赤の順。
シギの相手をしているのは、女子だ。リボンの色は緑。
先生が横でくれぐれも加減するように言っているのが見える。
しかし昨日加減の仕方が分からないと断言していたシギ。到底加減できるとは思えない。
そして魔法を使う。相手はしっかりと防御呪文を使っている模様。
しかし、何気にタメが長い。横で先生が、早く使えと催促している。ようやく発射。
おお、流石どこからともなく飛来した不思議少女。なんというでたらめの破壊力。
防御シールドは完全に破壊され、相手は黒こげ。そのままぶっ倒れて保健室へ。
まあ合格に変わりはないのだが、あまりにも強力すぎるから、次からは防御系を教える
と先生が言っている。そうだ。それは僕も万々歳である。
ああ、これで少なくとも僕の命は保障されたか。よかったよかった。