今日は眠かった

しみじみと 冬の始めが 見えてくる
はい、寒くなってきたですねぇ。朝とかもうぶるぶる。ったく何時の世も冬といい夏といい、両極端な季節はもう嫌になる。もちろん季節の趣というものもあるんですが、家で殆どの時間を過ごす僕にとっては、はっきり言ってそういうのは関係ないのです。
さて、今日は全く普通に終わってしまったのですが、ここで、試験が近づいてきています。恐ろしい後期中間考査。一般には期末試験なのですが、僕の学校では前期後期制というわけで、これが中間試験となるのです。それにしてもなんという範囲の多さ。既に暫定で発表された教科も、凄まじい範囲で・・・もうそろそろ勉強せにゃあならんなぁ。
さて、今日も+αやっていくのですが、少し量を減らしていきたいと思います。時間かかりすぎです。
 +α
一行はそのまま外へ飛び出してとりあえず血の池を突破し、普通の場所にたどり着いた。
「・・・ふう、応急処置はこれくらいでいいかしらね。でも症状が異常。栄養失調の症状も出てるけど、熱が出てたり、なんだかわけ分からないわ・・・」
こんなことをシギ先生が漏らしながら応急処置を終える。
「・・・で、星恵さん。俺のこの微妙な症状が説明できるというのは、どゆこと?」
「ふう・・・まああなたの体に関しては、リオ君のほうが良く知ってるんだけど・・・りんちゃん、お願いできる?」
わかりました、とりんが立ち上がる。
「これは俗に感応力と呼ばれる、魔物特有の力です。あなたの体に魔物の血が流れているのはもう知ってますね?」
「ああ、父さんもそんな事いってたし・・・でも、魔物って言われたって、俺は普通の人間だし、なんだかピンとこないんだよな。」
「まあそれは普通です。魔物も覚醒が進むまでは普通の人間と変わりません。でも、この感応力・・・人の強い思いを読み取る力は生まれたときから備わっているのです。今のはおそらくカイさんの感応力によって、あの子の強い思いが伝わったのでしょうね。」
「そんな力がカイに?」
レナが不思議そうに聞くその問に、りんは素直に頷く。
「まああの子の鎌はとりあえず取り上げたし、武器とかも持ってないから、万一襲ってきても大丈夫でしょう。」
それより、と星恵は話に割って入った。
「とりあえずもう少しここを調べましょう。まだ何かあるかもしれませんし。私の勘違いかもしれませんが、何か悪い予感がするんですよ・・・」
「う〜ん、星恵さんが言うなんてよっぽどかもね・・・カイ、どうする?」
「そうだな、これだけいるし、地下にいくのは数人でいいんじゃないか?俺と星恵さん。それに・・・シャルさんにセレナ。いいか?」
「了解だ。」
「OK。問題ないぜ。」
「カイ様〜、私は着いて行っちゃだめですかぁ?」
「お前怖がってたじゃないか・・・無理すんなって。」
「う・・・」
というわけでエーディンも引き下がり、四人で地下へ。その光景を見ながら。
(カイ君の感応力が目覚めてきてるなんて・・・まさか、封印が解けてきている・・・?)
りんは少し不安を感じながらも、その場に座り込んでいた。