ねむいっす

ラソンは 無理してやると 潰れるぞ。
はい、今日体育の時間にマラソンがありました。僕は調子に乗って四十分くらいで8800mはしりました。時速では十二キロとしょぼいのですが、それでもしんどいのです。そんなことしたせいでもう体力使い果たして眠い・・・なんというか、どうやったらもっと早く走れるんでしょうねぇ・・・
で、今日の+αは・・・またもやストーリーです。書いてる本人もどこまで書いたか忘れたりしますしね。
 +α
冒険者が何か、ですって?」
カイたちの帰ってきて早々の質問にシギ先生は顔をゆがめた。それもそのはず、彼らは帰ってくるのに二時間はかかったからだ。
(全くリオさんは・・・余計なこと吹き込んじゃって・・・私達が任務中だってばれるじゃないの・・・)
「そんなことは自分で調べてくださいね・・・ほら、そこの本棚にいっぱい本あるでしょ、たまには自分で本読みなさい。」
そんなこと言われて、本棚を見る。・・・横幅十メートルはある。
「ほお、本がたくさんあるではないか。・・・これなんか面白そうだ。」
その時セレナが一冊の本を手に取る。
”セバスチャンの冒険”
「なになに、スーパー執事セバスチャンの華麗なるスーパーな冒険・・・セレナ、これは面白くないと思う。」
「じゃあこれなんかどうだ?」
シルクロードの歴史”
「・・・歴史の本じゃないか・・・これも俺は好きじゃないな。」
「じゃあこれは?」
広辞苑
「セレナ、分厚い本を手当たりしだいとるのはやめとけって・・・」
「ぬう・・・ならば・・・これはどうだ?」
”ギルド入門”
「なんだ、いきなり改まった本を・・・ん?おおセレナ、これだ!目次に『冒険者の心得』ってのがある!」
「ほう、ようやく見つかったか。で、その冒険者とはなんなのだ?」
カイはレナのところへその本を持っていって本を開く。
「なになに・・・冒険者とは、冒険者ギルドに所属する精鋭達のことである。冒険者になるには所定の試験を通る必要があり、その成績によりランクを付けられる。ランクはF〜Sとなっていて、現在ギルドメンバーは全約5万3千人にのぼる。って書いてる。」
「ふうん、他には?」
「私が見よう。・・・ギルドメンバーは任務中にはギルドカードが渡され、任務期間中は優先して任務をこなさなければならない。また、ギルド経営店においては、カード提示によりサービスが受けられるようになっている。」
「へぇ〜、他には?」
「次はレナが見ろよ。」
「そ、それもそうかな・・・えっと、現在最高位のSランクに所属するのは十五名であり、このうちの一人がギルドをまとめるとされている・・・なんだかへんな組織ね、そのうち一人なんて。」
「まあでもこれではっきりしたな。冒険者ってのは任務とかしたりする、なんだか忍者みたいなものか。名前どおりじゃないな。冒険するわけじゃないのか。」
「でも、地域の偵察任務とかもあるみたい。こういうのは冒険になるわね。」
「モンスター殲滅というのもあるようだな。ふむ、興味深い。それにリオ殿はもしかしたらこの組織に所属しているのかもな。」
そんな話は聞いたことないなぁ、とカイは首をかしげる。と、そこに。
「皆様、お食事の用意が整いましたので、大食堂へお越しください」
「ねえ、今の星恵さんの声だったよね?」
「ああ、たぶん手伝ったんだろ。じゃあいこうか。セレナ、今日は食いまくってもいいからな。」
「む、そうか、お言葉に甘えることにさせてもらおう。」
そう言って三人は部屋を離れる。その三人を後ろからシギが眺めていた。
(ふう、手に取った本がこれじゃなくてよかったわ・・・)
シギの持っている本、「ギルドメンバー表」というもの。そのSランクの場所には・・・
「リオさんも、わざわざ秘密にしなくてもいいのにね・・・」
シギはそうつぶやくと、本を本棚の一番奥につっこんで、食堂へ向かった。