はあ、また一週間が始まっちまったぜ。

今日久しぶりにブラックジャック見たのですが、なんていうかオープニング・エンディング共に変わっててびっくり。まあこの日記を誰かが見る可能性要素を考慮すると、まあ見てる人の数は・・・せいぜい1か2?ふふふ、そんなこと分かってるさ。なんせここを発見・面白いと思う、ということが起こる確率はおそらく一億分の一くらいかなぁ。

 +α
今日も学校で騒ぎが起きていた。
「で、セレナちゃんがなんでカイにくっついてるかをまず探らないと。そうすれば、奴の何がセレナちゃんのハートを掴んでいるのか分かるはずだ。いいな?親衛隊諸君。」
「アイアイサー!」
そう言って親衛隊と呼ばれた男子軍はカイのクラスに潜入を試みる。そして一分後・・・
「あ、兄貴・・・だめでした・・・」
ぼこぼこにされて帰ってくる。
「く、我が校屈指の強さを誇る空手部最高学年でも勝てないとは・・・」
最近は、いつもセレナを狙う男子生徒がセレナの秘密を探ろうと潜入するが、「貴様らまた現れたな!」とばかりに蹴り倒される始末。一方カイのクラスでは・・・
「ふう、今日は何人だ?」
「・・・14・・・全く。」
「あいつらもしつこいわねえ。毎回毎回親衛隊連れてくるし・・・」
その時、そこに黒髪のよい体格をした男が入ってきた。
「おい、カイ。遊びに来てやったぞ。」
「あ、シャル兄。」
シャル兄といわれたこの男。城にかなり前に預けられた孤児で、今はアーマー乗りの免許を取るべく頑張っている。カイにとってはレイ以上に、自分の面倒を見てくれた兄貴分なのだ。ちなみにレイにとってもそうなのだが、レイはシャルさんと呼んでいる。レナもそうで、年齢的にはりんやシギと同期にあたる。
「シャルさん、本当は噂のセレナちゃんを見に来ただけでしょ〜。」
「な!そんなわけないだろう・・・ってこともないか。まあしかし・・・見ろ、これ見せに来たんだよ。」
そう言ってポケットからなんらかのカードを取り出した。
「これ・・・アーマー乗りの免許じゃないか!シャルさん、とうとう受かったのか!」
「ああ、ここまで来るのに時間がかかったけど、ようやくりんに追いついたぜ!」
ちなみにりんもアーマー乗り。ちなみにアーマーとは、グラスフィールド修復や、通常では不可能な大掛かりな仕事をする人型のマシンのことだ。シャルは最近おんぼろになってきた城の修復のため、頑張っていたのである。
「・・・で、君が噂のセレナちゃんか。俺は孤児塔で頑張ってたから見れなかったけど・・・」
「いや、私は構わん。よろしくお願いする。」
「ああ、よろしく・・・で、レナちゃん、今日は用事は?」
「ありませんけど・・・ご一緒します?」
この二人、やけに仲がいい。別に幼馴染だから誰もやきもちなど焼かないのだが。
「さあ私達も城に戻るか・・・」と、その時、そこに放送が。
”今残っている生徒の皆さんに連絡します。食堂で火事が発生しました。至急、地下シェルターに避難してください。”
「な、なにぃ!?ったくシャル兄が来るから」
「な、なんだよ、俺は疫病神じゃねえ!」
「と、とりあえず避難しようぜ!」
そう言って五人はシェルターへ向かう。そこでシギ先生とばったり出会った。
「あ、先生。」
「あら、シャルもいるのね。しかし、ここの生徒は『おかし』を知らないのかしら?」
「先生、しゃべってる時点で最後の『し』をやぶってるよ・・・」
「あ、あら失礼・・・」
それで六人になった集団はようやくシェルターへ避難・・・と思いきや。
「おい、あの食堂で光ってるのなんだよ・・・?」
「む・・・あの光・・・」
セレナはその光を見た瞬間、前の人たちを飛び越えて食堂へ向かっていった。
「な、セレナ!どこへいく!?」
その時、先生が手近の壁を突き破った。
「私達だけでも追いかけましょう!レイ君とレナさんはここで生徒の案内を。セレナさんを連れ戻してきます!カイ君も一緒にきなさい。シャル、手伝って!」
了解、とばかりに五人は二手に分かれた。
「・・・しかしセレナは一体どうして・・・」
「カイ君、あの火災、実はただの火災じゃないのよ・・・」
「じゃあなんだよ、まさかエイリアンでも現れたとか?」
あながち間違っちゃいないわ、とシギは言う。そのまま三人は食堂に転がり込んだ。