今日もやっとこさ。

今日もやっと家に帰って来れました。その途中ですが、ジャンプなる漫画の立ち読み。約一つの漫画の絵が以上に綺麗になってたのはおいておくとして・・・なんだか月曜日はこれがないとだめだなぁ〜って気がします。え?何読んでるかって?それはまあ時と場合によりけりですね。それはそうと、↓のやつ、実は「second symphony」ってことは当然firstもあるというわけで・・・;しかも製作が終わっていないという失態。まあなんとかなるさ〜

+α
「おいおい、しかし何でいきなり俺に切りかかってきたんだ?」
レイはちょっとむすっとしながら聞く。後ろでモンスターを抑えていた先生たちも、モンスターが逃げていったのか、カイの元へやってきた。
「その非業はまず詫びる。私の敵対する波動を貴公が放っていたからだ。私としたことが、勘違いをした。」
なんだか固い奴だなあ、とカイは思う。それに、重そうな鎧をつけてるし、話し方は女の子などとは雲泥の差。とりあえず格好と声のトーンから、なんとか女の子と判別できるところだ。そんなことを考えているところに、レナが話に入った。
「ねえねえ、とりあえずこんなところじゃなんだし、一旦私の家に行かない?すぐだしさ。」
確かにそれは一理ありだ。こんな所では正直、血に飢えた蚊たちの壮絶なる必殺攻撃を食らう羽目になるだろう。
「・・・了承した。」
セレナがそういうと、今度は先生が割って入る。
「はいはいそこの三人、これからリオさんにこのことを伝えてくるから、とりあえずレナさんの家で待ってなさい。それと明日は・・・」
「明日は?」
「た〜っぷり可愛がってあげるから覚悟なさいよ〜!!!」
笑顔の後ろに鬼が見えたような気がした、と後に三人は語ったという。
「そうだ、セレナさん・・・だったわね?自己紹介してなかったでしょう?私はレナ。こっちはカイ。あなたを呼び出した人ね。あとこっちはレイ。」
「ああ。まあさっきのは水に流すし、よろしく頼むよ。」
「・・・了解した。よろしく頼む。」
相変わらず固い奴だなぁ、とカイは思うのだった。

レナの家はガリオルの町と呼ばれる、なぜか王様の名前がついた町がある。なんでもここがもっと小さな村だったとき、王様が育てられたからだそうで、基本的にクレア城下町のスーパーに並ぶ品は、大概ここからの直輸送で送られてくるものだ。最も最近はワープ技術の進歩などから、輸入品も並ぶようになったが。それでレナの家は、まあごく普通の家だ。カイとレイは、王家の人間なのに、よくここにお世話になっている。これも国王が、「血縁なんて関係あるか!」思想をばら撒いたゆえんであろう。また、レナの親は二人とも王様の小さいころの友人らしい。いつも「リオ君にマナさんはなんでいつ見てもあんなに若々しいのかしらねぇ」なんて会話をしているのが常だ。
「ただいま〜、今日は二人も一緒だよ〜。あと新しいお客さんも〜」
レナは帰るやいなや大声で叫んだ。すると中からいそいそと・・・三十後半というところと思われる女性が現れた。言うまでもなくレナの母親である。
「あら、なんだかたいそうな服を着た女の子がいるじゃない。」
いや、そんな別にそこまで詳しく容姿説明をしなくても。
「すぐにお茶でも用意するわ。さあ上がって上がって。ほら二人も。」
「はい、おばさん、おじゃましま〜す。」
過去はこの「おばさん」という言葉に少し反応していたのだが、もう慣れたのか、今は少しも反応しないレナの母親。ある意味素晴らしい。
「ぬ?お邪魔します・・・とな?どういうことだ。わざわざ家に入って邪魔をするなど・・・」
言語をいまいち理解していない奴約一名発見。カイが対処に向かう。
「ああ、家に入るときは、「お邪魔します。」って言うのが基本なんだよ。だって一応ながら僕達って邪魔だろ?」
「ぬ・・・一種の習慣のようなものか。了承した。では・・・お邪魔する。」
そこにレナが割って入った。
「ねえセレナ、あなたそんな鎧だと重いし動きにくいじゃない?ちょっと着替えない?」
「着替えるだと・・・まあいい。カイに確認を取る。カイ、この件についてだが、了承していただけるだろうか。」
「ん?ああ、全然だいじょ〜ぶ。」
「じゃあ二回にいこ〜。二人は先にリビングで待ってて。」
そういい残すと、レナはセレナを引っ張って二階に上がっていった。
「・・・じゃあちょっと待ってるか。セレナ・・・か。一体どんな服着てくるんだろうな。」
「ん?お前ほど異性に全く興味を示さない奴がとうとう興味を示すようになったか?」
「レイほどじゃないって!いや、でもあの鎧から普通の服に切り替わったらどうなのかな〜とか、気にならないか?」
「まあ・・・そうだな。結構気になる。」
「だろだろ!よし、おばさんと一緒に考えようぜ!」
そう言って二人はリビングに向かっていった。