夏休み終了まで後七日

今日は例のあの人たちが再び現れた。
リオ、マナ、りんの三人だ。何しにきたかというと、
当日のスケジュール表を渡すついでに、ちょっとした調査を行うためだそうだ。
スケジュールは・・・合宿期間一ヶ月!?長・・・
しかもその中に大会の決勝まで入っている。
一ヶ月か、長いなぁ。しかしそこにリオから重大発表。
「この子は小さいから保護者さんが必要だね。君も
ついていってくれれば助かるんだけど・・・どうだい?」
だそうだ。もちろん学校とかには連絡して置くそうだ。まあ
僕はそれならいいか、と思い、了承。
次は、シギの血液を採取するらしい。なんじゃそりゃ。
ところが、シギが注射を嫌がり前に進まない。注射さしたときなんて
「きゃぁぁぁぁぁぁぁあああああああ〜〜〜〜〜〜!!!!!!」
なんて大声で叫びまくってたからな・・・さて、
採取された血液は忍者のりんが検証。少しするとりんの顔が少し
ゆがんだのが分かった。即リオに知らせている。
さてリオさん曰く、シギは特殊な力がある「エルフ」とか「天使」とか言われる
類の種族の可能性が高いということだ。だが体内のナノマシン
システムプログラムが今まで見たこともない複雑なもので・・・
なんてわけの分からないことをしゃべっている。まあ要するに
シギは変わり者だということだろう。
ちなみにりんも同じような人間だそうだ。この二人は
気の合う友達になれそうだな、と思う僕。
さてマナさんはというと、出したおやつを一人でほとんど平らげて怒られている。
彼女に太るという考えはないのだろうか。
そんなわけで「今度は、クレア城で会おう」と言って去っていった。
やっぱり高貴な人なんだ。シギはまあいいとして
僕も敬語の練習をしとかなきゃなぁ。