シギの魔法能力育成最終章

さあ今日が決勝(地区大会の)
シギチームは事前に何か計画を立てていた。何も毎試合違う作戦で行かずとも
よいと思うのは僕だけであろうか。
さあ相手は久々に全員男子のチーム。ごっついやつが一人、ひょろいのが二人。
試合が始まると、ホノカとエルミで前に出る。セオリーどおりだろう。
しかし相手のごっついのが補助呪文とかを全て受けているようだ。
しかも平気な顔をしている。ありゃキングコングかといわんばかり。
そんなこんなしている間、後ろの二人がかなり長い詠唱時間の呪文を唱えているのが見えた。おいおい、このままそのかべばかりに攻撃していていいのか?
シギも後ろで何かしているが、詳しい事はよく分からない。
そして一分くらい立ったとき、とうとう後ろのひょろい二人の呪文が発動した。
う〜、これはいわゆる「メテオ」だろーか。でかい隕石が降ってきた。
でかい奴が執拗に防御してきたために、詠唱の邪魔ができなかったわけだ。
その時シギが瞬間的に飛び上がる。そのまま前の試合で使用したライトセイバーを抜く。
するとどうだろう、ライトセイバーが思いっきり大きくなったではないか。
それを隕石に容赦なく振り下ろす。隕石は滅多切りにされ、破片が飛び散って
会場は大変。破片がぶつかってばたんきゅー状態になっている人もいる。
その間にシギがでかぶつの後ろに回りこんで一閃。足に傷をつける。
案の定でかぶつは巨体を支えることができなくなって倒れる。
ホノカとエルミがそれを場外へ放り出す。
シギはひょろい二人に向かう。防御を失った二人はもはや袋のねずみ。
一蹴されて場外へ吹き飛ばされた。おお、優勝だ。
今日は家に帰ってお祝いをする。お手伝いさんが腕によりをかけて作った料理
の味もよろし。いい感じだ。
そんな時、地区大会の実行委員の人がやってきてシギに何かごそごそといってきた。
さあ何を言われたのか。詳細は明日ということで。