シギの魔法能力育成第十六章

試合まであと一日と迫った今日、シギにちょっとしたトラブルが起きた。
緊張のせいだろう、少し熱がある。
こんな不思議少女でも熱を出すんだ、といまさらながら感心する僕。
流石に悪化は防ぎたいので家で休むように指示。
そしてやはり明日の試合が気になったのだろう、ベッドの中で
魔法の練習をし始めた。ここでとめればよかったものを、
何もしなかった僕が悪かった。案の定まだ完全にコントロールできないシギの
魔法が思いっきり炸裂してしまう。
・・・くれぐれも危険なことは外か、それに順ずる安全なところで
すべきだということがよ〜く分かった一日だった。