模試、散りました

散り散りに 消えて失せるは 模擬試験
はい、題の通り、模試の成績を示すものです。死にました。校内平均超えてるの数学だけ・・・正直やばいなって気がしながらも日記書いてるのはどうかなぁと思うところ。
さて、今日は+α、ストーリーです。他の二つはどこへ行った、という考えも浮かぶかもしれませんが、名物紹介は、ストーリーで未知の地名が出てきたときとか。プロフィールはまあ新キャラが出てきたときとか、要は忘れた頃にやってきます。基本的にストーリーですので(^-^)
 +α
次の日。カイ達は真堂家の工房に来ていた。
「はい、これがカイ君の武器。シギ先生とはおそろいだね。」
「ええ!?そんなのお断りだって!」
「まあいいじゃないの。それに、装飾品をくっつければまた効果が変わるものよ。」
星恵さんのアドバイスにカイはしぶしぶ頷く。
「で、星恵さん」
「はい、なんでしょう?」
「なんでメイド服までランクアップしてるの?」
「ええ、動きやすくしてもらったんです。着てみます?」
「いや、全然来たくない。というか、なんで、このヒラヒラ度といい、カラフル度といい、見た目の派手さといい、場違いさといい、ランクアップしすぎ。」
「いいじゃないですかぁ!文句あります?」
「カイ様、女性の服にけちつけるのは良くないですよ〜」
エーディンのサポートで、カイはとりあえず手を引いた。
「出航は明日だろ?今日はこの武器慣らしでもしたらいいんじゃないか?」
「あ、それは名案かも。」
シャルの一言で、これから特訓することになってしまった一行。訓練室へ連れて行かれた。
「さて、真堂さんは自由に使ってくれって言ってたし、なにしよう。」
「そりゃ模擬戦闘」
「いやよ、怖いじゃない。」
「私は賛成だ。特に互いの実力を知る上でも重要であろう。」
「じゃあさ、セレナだけと一人ずつ模擬戦闘するか?それこそセレナはここの人の実力知らないだろうし。」
「それはたぶんカイさんやレナさんにも当てはまるんじゃあ・・・」
「まあならば私一人と他の一人ずつが模擬戦闘ということで。」
「異存はありませんか?」
「まあないか。」
そんなわけでセレナと一人ずつ模擬戦闘することになった。最初は杖を持ったレナ。しかしそこにいた誰もが予測した結果どおりだった。
「いや〜ん、セレナ力強い〜」
10秒で終わった。正確に言うと杖が弾き飛ばされ終了。
お次はりんが相手。りんの短剣はセレナの光の剣をうまく流していく。そのせいでセレナの剣はりんに一撃も当たらない。
「ぐ、このぉ!」
セレナの渾身の一撃も、床にものすごい衝撃を走らせるだけに終わる。そのまま一瞬にしてりんの剣がセレナの剣をはじいた。
「あらら、りんちゃんの勝ち〜」
「く、強い・・・。私もまだまだなのだな・・・」
さて第三回戦はシギ先生。しかしここはシギのパンチがセレナにクリティカルヒットしてしまい、セレナが壁に激突することに。ああやっちゃった・・・とレナが見ながらつぶやいた。シギは見た目の百倍は力が強い。パンチ一撃で瓦三十枚はバキバキにしてしまう。さて、めげずに立ち上がったセレナの次の相手は星恵さん。カイとレナも実は星恵さんの実力はいまいち知らない。だが。レナと同じく杖を使うのだが、動きが全然違う。あのメイド服の威力は並々ではないらしい。セレナが追いきれてない。そのまま杖で叩き上げられた後、ものすごい雷撃がセレナを襲った。しかし。
「いたたた・・・なんだ今の光は?なんとも無かったが・・・」
セレナには雷撃がまるで効いてない。というか、バリアーが出てきたような感じだった。
(今のは・・・一体・・・)
しかし、その謎は星恵にも分からなかった。そして最後はカイの番。さて。セレナはとても疲れているのか、動きが鈍い。セレナの剣をカイは高速でかわし、ナックルの一撃が決まる。と、その時。セレナの体がいきなり金色に輝き始めた。
「な、ななななな!?」
セレナ自身もこれは予想外のようだ。そしてその光から、明らかにエネルギーの放出される恐れを見取ったシギ、星恵、りんが他の三人に下がるように言った。するとまもなく、これでもかというばかりの衝撃波が発せられる。前に出た三人が必死に受け止めるが、ぎりぎりである。その時、今度は近くにいたカイの体が光り始めた。
「な!?うわわわ、お、俺も!?」
しかしその光は全然違うものだった。カイはそのままふら〜っとりん達の前に出る。そして、なんとセレナの発した光を吸収し始めた。
「うわ、こ、これは・・・」
そのままエネルギーは全て吸収され、カイはエネルギー過剰で、セレナはエネルギー不足で倒れてしまう。そのままメディカルルーム行きだ。
(今のは・・・?見たこともない属性だった・・・より強く、より強力な・・・)
星恵は力をかなり使い、息を切らしながら思った。