シギの魔法能力育成第十二章

試合当日。僕はあいにく今日は午前中授業で、午後からの試合はなまで見ることに。
ホノカとエルミとシギがひそひそと何か話している。なんせ相手が
全員男子だからだ。力では到底かなうはずもない。ここは我が家のスーパーお手伝いさんの教育は当てにならないらしい。
さて試合が始まると、ホノカが前に出て先制を仕掛ける。男子諸君、少々動きが
トロイところを見ると、少なくともホノカやエルミには経験上遠く及ばないようだ。
しかし男子諸君の攻撃魔法は強烈。それ程ダメージを受けてないところをみると、シギの防御フィールドも役に立っているご様子。
男子諸君はエルミの補助呪文で行動範囲を少しずつ制限されている。そうこう
しているうちに、男子諸君がフィールドの端に追い詰められる。その時、
追い詰めたホノカ・エルミが後方に退避した。男子諸君の目の前には、
エネルギーを溜め込んで今にもうとうとしているシギが・・・
ちょっとまった、収束量が多くないか?
案の定、男子諸君を真っ黒こげ+吹き飛ばし+激突+骨折のダメージを与える。
おまけにバトルフィールドに大きな穴が開いてしまっていた。
喜びの声を上げて三人揃って家に帰ってきたシギ曰く、緊張のあまりだそうだ。
・・・まて、勝ったって事は次もあるってこと?ひぃぃ・・・
というわけで、シギの魔法能力育成はまだまだ続く。